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Q 今回、ラテンアルバムをつくったのはなぜ? | |||
前からアルバムの中に数曲ラテンの曲を織り交ぜてきましたが、そのたびに、ラテン音楽には宿命のようなモノを感じていました。また、以前からファンの方々からも多くのリクエストがありました。 いつの日か自分をそのまま移し出せるようなラテンアルバムを出せたなら、私は歌手として、MAYAとして、生きてきて良かったと思えるのではないかなと思い、あたためて、あたためてこれより後でもなく、先でもない、今、と言う絶妙なタイミングで制作に至ったという感じです。 |
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Q MAYAさんはアルバムごとにさまざまな女性を演じることをイメージして歌っていて、まるで女優のようだと感じることがありますが、今回はどんな女性を演じたのでしょうか? |
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私は“歌手”というよりも、“歌う女”だと思っています。 女と言う生き物はさまざまな顔を持ち、強くも弱くも、なんにだってなれる。歌詞には色々な恋模様があり、それだけの物語があります。私はそのような歌を歌う限り、自分なりの経験と生きざまと想像を声にして行くのだと思います。 今回のラテンアルバムでは、激しくも繊細で、強くも儚い大人の女性。色々な経験をしたからこそ、人の痛みが解っている女性。 魂の叫びがテーマかな? |
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Q 今回のアルバムでいちばんお気に入りのナンバーは? | |||
4曲目に入っている「Abrazame」です。 |
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Q バックのメンバーたちをMAYA的に紹介してください。 | |||
ドラムの松尾明さんは、私の過去にリリースしてきたアルバム殆ど全てに参加してくださっているドラマーです。ご自身でも歌詞の意味を把握してからドラムの音を出すと言う方で、ドラムの一音一音すべてに意味を感じます。松尾さんのように歌心溢れるドラムをたたき、さり気なく主張できるドラマーはそういないと思います。 ベースの嶌田憲二さんも私が歌う上で欠かせないベーシストですね。ちゃんと音で会話できる仲と言いましょうか、時にはぴったりで寄り添って、時には突き放す。シマケン独特の音と奏法が私を夢中にさせます!! ピアノの小林裕さんは、私がデビュー当時からサポートしてくださった大好きなピアニストでとくに裕さんが奏でる哀愁曲がたまりません。私は今回のアルバムで「Abrazame」と言う曲を歌おうと思ったのは裕さんが弾いてくださると聞いたからなのです。出来上がりは想像以上のものとなり、個人的に涙無しには聞けません。 トロンボーンの内田光昭さんは、前々からその素晴らしさに一緒にライヴしていても聞き惚れてしまうほど。ソロでの永遠に尽きる事ない歌うフレーズや、これ以上ないような人間味に溢れた音でトロンボーンを奏でてくれます。男の包容力が楽器の音によく表れていますよ。今回のアルバムでも大活躍していただきました。 ギターの関根彰良さんは私のマヤコレッツと言うバンドのレギュラーメンバーでもあります。とにかく色んな音色を使い分ける事が出来る方で、私がここはフラメンコサウンドのようにとか、ここは古賀メロディー風で、などと抽象的なことを言ってもしっかりキャッチしてくれます。見た目はクールですが、熱いプレーで迫ってくれてます! もうひとりのピアノの岡田げんさんとは今回のレコーディングで初めてお会いしました。ラテン音楽界で知らない人がいないと言う方で、現在のペドロ&カプリシャスのレギュラーピアニストでもあります。今回のセッションで、ただ一人、岡田さんだけがラテン界の人で、我々ジャズ界の人間の中にうまく溶け込んでくれるかメンバー全員が心配しておりましたが、彼のセンスと実力と自由な感性でとても素晴らしい世界が生まれました。アルバムの随所で聞ける岡田さんのモントゥーノのリズムは、一度耳にしたらとりつかれます! 魂が動かずにはいられませんよ。 |
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Q 寺島プロデューサーの今回のアルバムにかける思いをどう感じましたか? | |||
寺島レコードに移籍する前から、寺島靖国さんには自分のアルバムのライナー等でお世話になっており、その頃から自分の歌うラテン音楽にいつも共感してくださっていました。寺島さんのラテンに対する強い思いも充分知っておりましたが、あえて何も言わず今回自分の思うがままに歌わせてくれました。 ただ一つだけ寺島さんが強く言っていたのはブースに入る私に「泣いてね」と言う言葉でした。いま思うと、些細な部分ではございますが、これがポイントだったと感じます。 私は自分のラテンへの思いが伝わったのだ、信頼を得たのだと思い、正々堂々と歌いました。 プロデューサーとは、何か発すれば良いというものではなくて、ある程度任せる。その人の性質を掴むというのも仕事の一つだと思っています。寺島さんはその本質を掴んでいる方です。 私は寺島さんの無の言葉がかえって響きましたね。結果、今までで最高の作品に仕上がったと思っています。 |
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Q MEGについての質問です。まず、MEGは好きですか?また、MAYAさんにとってMEGはどんな場所ですか? | |||
愛してます。 我が家みたいな場でもあるし、戦いの場でもあります。 |
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Q MEGでのライブと、他の場所でのライブは違いますか? | |||
あきらかに違うのは私の表情とMCではないでしょうか? とにかく自分を受け入れてくれるファンの方々がいつも沢山集まってくださって、ステージと客席の隔たりがない中で安心しきって歌う。顔が見える中で歌う。これは、あるようで他のどこにもない事。自分が思わずポロッと出ちゃいますよね。 |
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Q 今後、どんな音楽をつくって行きたいですか? この先の計画なども含めてお答えください。 | |||
やりたいことはありすぎるタイプなのですが……。 とにかくMAYAと言う存在でしか出来ない音楽をやりたいですね。 それから人生に添った声を出したい。 あと最後に私の密かなあこがれがあります! MEGの会のサイトにある、好きなアルバムを持ってるそれぞれの人の写真があるでしょ? もし自分のアルバムを持っている人の写真をたまたま目にできたら感激だろうなぁ……。 今回のニューアルバム“マルチニークの女”は自分そのものです。ラテンへの思いが強いだけに自分のアルバムの中でも最高の作品に仕上がったと思います。 MEGに集う、多くの音楽ファンの方々に聞いて頂けたなら、そんな嬉しい事はございません。これからも熱い応援を宜しくお願いします。 ありがとうございました。 ■アルバム『マルチニークの女 -Fanm Matinik Dou』 発売記念ライヴ・スケジュール 5月21日 MEG :発売日直前のメグライブ 6月 2日 barbarbar(横浜) 6月20日 SWING(銀座) 6月25日 Mr.ケリーズ(大阪) 6月26日 スターアイズ(名古屋) 6月27日 蔵(静岡) 7月未 定 B♭(赤坂) ■MAYAオフィシャル・ブログ |
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